虫歯について
こんにちは、歯科衛生士の坂本です。
乾燥が気になる季節になってきましたね。水分補給にスポーツドリンクなどのジュースを頻繁に取ったり、のどが乾燥してノド飴を頻繁に舐めたりしてませんか?
実はこれ、とても虫歯になりやすいです。
私たちの口の中には常在菌という様々な菌が居ます。
だいたい唾液1ミリリットルに一億個の菌が居ると言われています。
その中には虫歯の原因になる虫歯菌もいます。
お口の中は普段は中性なのですが、お食事やジュース、お菓子などの炭水化物や糖分を摂ると虫歯菌が酸を出し口の中が酸性になり、歯が溶けていきます。
では、そのままずっと溶け続けるのか? と言うとそうでは無く、私たちの口の中にある唾液の働きによって溶けた部分を修復したり、お口の中を中性に戻してくれます。
私たちの口の中では、酸が歯を溶かす「脱灰」と それを修復しようとする「再石灰化」が同時に行われているのです。
しかし、この修復作業の再石灰化が十分じゃないのに、また糖分をとってしまうと、歯はどんどん溶けて虫歯になってしまいます。
なのでジュースや間食などの炭水化物や糖分は、少しずつ回数を分けて摂るのではなく、一回で摂る方が虫歯になりにくいです。
最近はノンシュガーや、キシリトールという虫歯にならない甘味料配合の商品がスーパーや薬局、コンビニなどでいろんな種類が置いてありますので、
オススメです。