マウスピース矯正
先日9月14日、15日の連休に福岡までマウスピース矯正の講習会に
行って参りました。
今回は最新のマウスピース矯正についてお話したいと思います。
マウスピース矯正とは透明のプラスチック製のマウスピースを歯にはめて
少しずつ歯を移動させる矯正方法です。
ですから歯を目的のところまで動かすには何組(上下の歯列それぞれに必要です)
ものマウスピースが必要です。
特徴はとにかく目立たない。矯正圧が弱いのであまり痛くない。
手軽に出来る。事です。
しかし
マウスピース矯正は今回のマウスピース矯正開発責任者であられる
石田先生もお話していらっしゃいましたが歯列矯正治療において
第一選択肢ではなく針金を使ったり床
(入れ歯のような矯正装置)を使ったりするものはどうしても
受け入れられないという方に用いる矯正方法になります。
マウスピース矯正はなぜ第一選択肢にならないのか。
以下の理由によります。
1、適用範囲が少ない
2、矯正圧が弱いので時間が掛かる
3、他の矯正方法に比べて費用がかかる場合がある
4、自分ではずしたり入れたり出来るので患者様により進行度がまちまちである。
5、症例によっては他の矯正方法に比べるときれいに並ばない。
以上のことから私のマウスピース矯正の感想は
矯正治療はしたいが絶対に大掛かりにしたくない。
目立たない事が第一でそこそこ前歯が並べば多少時間や費用がかかっても構わない
といった希望をお持ちの方にお勧めできる矯正法ではないかと思います。